550 5.7.1 Service unavailable, Client host [x.x.x.x] blocked using Spamhaus.
To request removal from this list see https://www.spamhaus.org/query/ip/x.x.x.x
エラーメッセージ例:listing in Spamhaus と明記される場合
550 5.7.1 Mail from IP x.x.x.x was rejected due to listing in Spamhaus.
For details please see https://www.spamhaus.org/query/ip/x.x.x.x
技術情報
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Spamhausとは?
ブラックリスト登録の影響と解除方法
最終更新日:
2026年6月23日スパムハウストハ ブラックリストトウロクノエイキョウ ト カイジョホウホウ
メール配信をしていると、特定の宛先ドメインにだけ急に届かなくなったり、同じ送信IPアドレスからのメールがまとめて拒否されたりすることがあります。
その原因のひとつが、送信元IPアドレスやドメインがSpamhausのブラックリストに登録されてしまうケースです。
この記事では、Spamhausの役割をはじめ、登録された際の影響、登録状況の確認方法、よくある登録原因とその対処法、そして解除申請の進め方について、当社の知見も交えながら解説します。
目次
■ 1. Spamhausとは
Spamhaus(スパムハウス)は、スパムメールやその他の不正な通信への対策を目的とする国際的な非営利団体です。1998年にイギリスで設立され、現在では世界中のメール事業者や企業に利用される代表的なブラックリストサービスとして広く知られています。
インターネットサービスプロバイダやメールサービス事業者、セキュリティ機関などから提供されるさまざまな情報をもとに、不正な送信元やスパム送信に利用されているIPアドレス・ドメインを特定し、データベースとして公開しています。
受信側のメールサーバーは、メールを受け取るときにSpamhausのリストを参照し、危険と判断した送信元からのメールを拒否したり、迷惑メール扱いとすることがあります。
■ 2. 登録された場合の影響
◇ 受信サーバー側で受信拒否される
受信サーバー側でSpamhausのブラックリストを参照している場合、送信したメールが受信拒否される可能性があります。
一般的には、恒久的エラー(SMTP通信上 5XX のエラー)として返却され、該当の受信メールサーバーにメールを届けることができなくなります。
◇ 影響を受ける主な宛先ドメイン
当社では、Spamhausに登録された場合、主に以下の宛先ドメインへの配信で影響が発生することを確認しています。
■ 3. ブラックリスト登録の原因と対応策
◇ 原因を解消が必要な理由
Spamhausのブラックリストは、解除申請をして登録解除されても、原因が解消されない限り再登録されることがあります。
そのため、現在の配信状況を見直し、考えられる原因に対し必要な対応を行うことが重要です。
◇ よくある原因と対応策
対応策:送信ログ・サーバーのアクセスログを確認し、不審なアカウントやアクセスがある場合は停止を行います。
対応策:宛先不明エラーとなったメールアドレスを配信リストから除外します。
対応策:ダブルオプトインの導入・応答の無い宛先等の定期的なアドレスクリーニングを行います。
対応策:配信内容、配信頻度、配信停止リンクの配置の分かりやすさを見直します。
対応策:SPF、DKIM、DMARC が正しく設定され、認証に成功しているか確認します。
対応策:送信量を段階的に増やし、エラーが増えた場合は一時的に送信量を下げます。
対応策:List-Unsubscribe ヘッダーの対応、また、見えやすい位置に配信停止リンクを配置します。
◇ 当社でよく見かける原因
当社でSpamhaus登録の際に、一番よく見かける原因がスパムトラップへの送信となります。
この理由として、受信者に対するメール送信の同意を取得する方法としてシングルオプトインで取得するケースが多く、シングルオプトインの場合はユーザーの誤入力によって偶発的にスパムトラップが混入する、また悪意のある受信者がわざとスパムトラップのメールアドレスを登録するケースなども考えられます。
また、リサイクルトラップによって過去に受信者が存在したメールアドレスもやがてスパムトラップとして利用されるケースもあります。
このようなケースによるスパムトラップの混入を防ぐため、
といった対応をしていきましょう。
■ 4. エラーメッセージ例
Spamhaus登録が疑われる場合、次のようなメッセージが配信先サーバー側から返却されます。
送信ログやバウンスメールなどを確認し、Spamhaus登録の兆候がないか確認しましょう。
※実際の文面は受信側のメールサーバーによって少し変わりますが、Spamhaus、blocked、listing といったメッセージが出力されるケースが一般的です。
■ 5. 登録状況の確認方法
◇ Spamhausの検索ページでIPアドレスやドメインを確認する
Spamhausの公式サイトには、IPアドレスやドメインの状態を調べる検索ページがあります。
以下のリンクでIPアドレスやドメインの登録状況を確認します。
https://www.spamhaus.org/
■ 6. 解除申請の仕方
上述の「5. 登録状況の確認方法」でIPアドレスやドメインがブラックリスト登録されていた場合、そのページから解除申請を行うことができるため、以下の流れで解除申請を進めます。
◇ 手順1:解除申請フォームを送信
解除申請フォームの送信にあたり、以下の情報を記載する必要があります。
基本的に英語で記載していく必要があり、「解除申請に向けて行った対策」については、本記事の「3. ブラックリスト登録の原因と対応策」を参考に、実際に行った対策などを記載します。
◇ 手順2:解除申請後に確認する
解除申請を行った場合は、通常は数時間程度で解除されます。
再度、IPアドレスやドメインをSpamhausの検索ページから検索し、ブラックリスト登録されていないか確認しましょう。
また、実際の送信ログやバウンスメールなどを確認し、Spamhausのブラックリスト登録によるエラーがないかも確認するといいでしょう。
特にiCloud、Microsoft系ドメインへの配信が正常に行えているかが目安になります。
◇ 注意:メール配信サービスを利用している場合
メール配信サービスを利用している場合、メール配信で利用しているIPアドレス・ドメインはサービス提供元で管理している場合があります。
この場合は、サービス提供元に「Spamhausに登録されていること」「登録されているIPアドレス・ドメイン」「エラーメッセージ全文」を渡して対応を依頼します。
◇ その他:被害の拡大を防ぐ
解除申請を行ってもすぐに解除されるとは限りません。
なるべく被害を拡大させないように、以下の対応も行っていくといいでしょう。
■ 7. 再発防止のポイント
再登録を防ぐためには、日頃から送信環境と配信リストを健全な状態に保つことが重要です。
以下に再発防止に向けたポイントを挙げていきます。
■ 8. まとめ
Spamhausは迷惑メール対策のブラックリストを提供しており、送信元IPアドレスやドメインが登録されると、参照している受信側でメールが拒否される可能性があります。
ブラックリスト登録時は、解除申請だけでなく、登録原因を確認して必要な対策を行うことが重要です。
特に、スパムトラップへの送信、宛先不明エラーの多発、不正送信、送信ドメイン認証の不備などがないかを確認し、再登録を防ぐための運用改善を行いましょう。