スノウシュースパムトハ?シクミ・ユライ・ウンヨウジョウノチュウイテン迷惑メールの送信方法として、多数の送信元IPアドレスやドメインに送信を分散させる「スノウシュースパム」と呼ばれる手法があります。 スノウシュースパムは、1つの送信元から送られるメール数を少なくすることで、迷惑メール対策の仕組みに検知されにくくしようとする点が特徴です。 この記事では、スノウシュースパムの仕組みや由来、メール配信上で注意したいポイントについて紹介します。目次スノウシュースパムとはスノウシュースパムの由来スノウシュースパムが生まれた背景メール配信上で気を付けたいことまとめ■ 1. スノウシュースパムとはスノウシュースパム(Snowshoe spam)とは、送信側で多数のIPアドレスを利用し、それぞれから少量ずつ迷惑メールを送信する手法です。 例えば、1つのIPアドレスから短時間に大量の迷惑メールが送信されると、そのIPアドレスは受信側で迷惑メールとして検知されやすくなります。 スノウシュースパムでは、メールの送信量を複数のIPアドレスに分散させることで、受信サーバー側から1つの送信元を見たときの送信量を少なくし、迷惑メールとして検知されにくくしようとします。■ 2. スノウシュースパムの由来スノウシュー(Snowshoe)は、雪の上を歩くときに足にかかる重さを広い面積へ分散させ、雪に沈みにくくする道具である「かんじき」を意味します。 スノウシュースパムも同じように、メールの送信を多数のIPアドレスやドメインへ分散させることから、この名前が付けられています。 ■ 3. スノウシュースパムが生まれた背景スノウシュースパムが生まれた背景には、受信サーバー側における送信元のIPアドレス評価と送信量に基づいた迷惑メール対策の仕組みがあります。 特定のIPアドレスに送信量を集中させると、不審な送信傾向と検知され、そのIPアドレスからのメールをブロックされやすくなります。 こうした対策をすり抜けるため、IPアドレスを分散させ、IPアドレス単位では大量送信が目立ちにくくなるようにする手法としてスノウシュースパムが生まれました。■ 4. メール配信上で気を付けたいこと通常のメール配信でも、冗長化や用途別の管理などを目的として、複数のIPアドレスやドメインを使用することがあります。複数の送信元を使用すること自体が、スノウシュースパムに該当するわけではありません。 ただし、受信規制を回避するために送信元を次々と切り替えるなどの運用は、スノウシュースパムと疑われる可能性があります。ここでは、メール配信を行なう上で注意したい点を紹介します。◇ IPアドレスについて特に配信の初期段階では、多数のIPアドレスを用意して一斉に配信を開始することは避けましょう。なるべく必要な数のIPアドレスを継続して使用し、IPアドレス数を増やす場合は配信結果を確認しながら段階的に増やした方がいいでしょう。 当社製品「SENDMAGIC」では、2つのIPアドレスを使用してメール配信を行なう構成が多く採用されています。当社の中では、この構成でスノウシュースパムと判定された事例は現状確認していません。ただし、配信先となる宛先や送信量などによっても異なりますのであくまで目安としてください。◇ ドメインについてメールごとに送信元のドメインを頻繁に切り替えることは避けましょう。サービスや配信目的に応じたドメインを継続して使用し、受信者が送信元を認識できるようにすることが大切です。 また、受信規制を受けた場合は、別のドメインへ切り替えて配信を続けるのではなく、受信規制の原因を確認し、配信内容や送信方法を見直した方がいいでしょう。 ■ 5. まとめスノウシュースパムは、多数のIPアドレスやドメインに送信を分散させ、送信元ごとの送信量を少なくすることで、迷惑メール対策による検知を回避しようとする手法です。 通常のメール配信で複数のIPアドレスやドメインを使用すること自体が、スノウシュースパムに該当するわけではありません。ただし、多数の送信元から一斉に配信を開始したり、受信規制を回避するために送信元を頻繁に切り替えたりする運用には注意が必要です。 安定したメール配信のためには、送信元を継続して使用し、配信結果を確認しながら運用することが大切です。受信規制が発生した場合は、原因を確認し、配信内容や送信方法を見直しましょう。
技術情報
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スノウシュースパムとは?
仕組み・由来・運用上の注意点
最終更新日:
2026年10月13日スノウシュースパムトハ?シクミ・ユライ・ウンヨウジョウノチュウイテン
迷惑メールの送信方法として、多数の送信元IPアドレスやドメインに送信を分散させる「スノウシュースパム」と呼ばれる手法があります。
スノウシュースパムは、1つの送信元から送られるメール数を少なくすることで、迷惑メール対策の仕組みに検知されにくくしようとする点が特徴です。
この記事では、スノウシュースパムの仕組みや由来、メール配信上で注意したいポイントについて紹介します。
目次
■ 1. スノウシュースパムとは
スノウシュースパム(Snowshoe spam)とは、送信側で多数のIPアドレスを利用し、それぞれから少量ずつ迷惑メールを送信する手法です。
例えば、1つのIPアドレスから短時間に大量の迷惑メールが送信されると、そのIPアドレスは受信側で迷惑メールとして検知されやすくなります。
スノウシュースパムでは、メールの送信量を複数のIPアドレスに分散させることで、受信サーバー側から1つの送信元を見たときの送信量を少なくし、迷惑メールとして検知されにくくしようとします。
■ 2. スノウシュースパムの由来
スノウシュー(Snowshoe)は、雪の上を歩くときに足にかかる重さを広い面積へ分散させ、雪に沈みにくくする道具である「かんじき」を意味します。

スノウシュースパムも同じように、メールの送信を多数のIPアドレスやドメインへ分散させることから、この名前が付けられています。
■ 3. スノウシュースパムが生まれた背景
スノウシュースパムが生まれた背景には、受信サーバー側における送信元のIPアドレス評価と送信量に基づいた迷惑メール対策の仕組みがあります。
特定のIPアドレスに送信量を集中させると、不審な送信傾向と検知され、そのIPアドレスからのメールをブロックされやすくなります。
こうした対策をすり抜けるため、IPアドレスを分散させ、IPアドレス単位では大量送信が目立ちにくくなるようにする手法としてスノウシュースパムが生まれました。
■ 4. メール配信上で気を付けたいこと
通常のメール配信でも、冗長化や用途別の管理などを目的として、複数のIPアドレスやドメインを使用することがあります。複数の送信元を使用すること自体が、スノウシュースパムに該当するわけではありません。
ただし、受信規制を回避するために送信元を次々と切り替えるなどの運用は、スノウシュースパムと疑われる可能性があります。ここでは、メール配信を行なう上で注意したい点を紹介します。
◇ IPアドレスについて
特に配信の初期段階では、多数のIPアドレスを用意して一斉に配信を開始することは避けましょう。なるべく必要な数のIPアドレスを継続して使用し、IPアドレス数を増やす場合は配信結果を確認しながら段階的に増やした方がいいでしょう。
当社製品「SENDMAGIC」では、2つのIPアドレスを使用してメール配信を行なう構成が多く採用されています。当社の中では、この構成でスノウシュースパムと判定された事例は現状確認していません。ただし、配信先となる宛先や送信量などによっても異なりますのであくまで目安としてください。
◇ ドメインについて
メールごとに送信元のドメインを頻繁に切り替えることは避けましょう。サービスや配信目的に応じたドメインを継続して使用し、受信者が送信元を認識できるようにすることが大切です。

また、受信規制を受けた場合は、別のドメインへ切り替えて配信を続けるのではなく、受信規制の原因を確認し、配信内容や送信方法を見直した方がいいでしょう。
■ 5. まとめ
スノウシュースパムは、多数のIPアドレスやドメインに送信を分散させ、送信元ごとの送信量を少なくすることで、迷惑メール対策による検知を回避しようとする手法です。
通常のメール配信で複数のIPアドレスやドメインを使用すること自体が、スノウシュースパムに該当するわけではありません。ただし、多数の送信元から一斉に配信を開始したり、受信規制を回避するために送信元を頻繁に切り替えたりする運用には注意が必要です。
安定したメール配信のためには、送信元を継続して使用し、配信結果を確認しながら運用することが大切です。受信規制が発生した場合は、原因を確認し、配信内容や送信方法を見直しましょう。