ポストフィックストハ?メールは、私たちが普段意識しなくても、裏側ではさまざまな仕組みによって正しく相手に届けられています。 その中で重要な役割を担っているのが「Postfix」です。 Postfixは、サーバー上でメールを送受信するためのソフトウェアで、多くのWebサービスや企業のメール環境で利用されています。 本記事では、Postfixの役割や特徴について解説します。目次PostfixとはPostfixでできることPostfixが使われる理由まとめ■ Postfixとは◇ Postfixの概要Postfix(ポストフィックス)は、メールを送ったり受け取ったりするためのソフトウェアです。 正式には MTA(Mail Transfer Agent) と呼ばれる種類に分類されます。MTAとは、メールを「相手のメールサーバーまで届ける役割」を持つソフトウェアのことです。 Postfixは、そのMTAの中でも特に有名で、Linuxサーバーを中心に広く使われているソフトウェアです。◇ Postfixの歴史Postfix は Sendmail という古くから利用されているMTAの後継を目指して開発されました。1999年中頃に最初のリリースが行われ、「セキュリティ」と「使いやすさ」を重視して改良が続けられています。 現在では「高速動作」「安定性」「安全性」「管理容易性」が評価されており、多くのメールサーバーで利用される代表的なMTAの一つとなりました。■ Postfixでできること◇ メールの送信Postfixは、メールを相手のメールサーバーへ届ける役割を担っています。 相手先のメールサーバーの住所(IPアドレス)を調べ、正しい宛先へメールを送信します。 また、相手先の一時的な問題などでエラーとなったメールは自動的に再送を行うため、メールをより確実に届けることができます。◇ メールの受信外部から送られてきたメールを受け取り、指定された宛先へ振り分けるのもPostfixの役割です。 受信したメールは、別のソフトウェアと連携してユーザーのメールボックスに保存されます。◇ 外部プログラムとの連携Postfixは外部プログラムと連携可能で、その代表的なプログラムが milter と呼ばれるものです。 milter は、送受信メールをチェックするための連携プログラムとなっており、Postfix と milter を連携させることで、メールの受信(および送信)処理中に、ウイルスチェックや迷惑メール判定などのフィルタリングを行い、より安全なメール環境を構築できます。 ■ Postfixが使われる理由◇ 安全性が高いPostfixは、不正アクセスや攻撃を受けにくい設計がされています。 メールサーバーは外部と直接通信するため、安全性は非常に重要なポイントです。◇ 設定が分かりやすい設定ファイルが整理されており、初心者でも構造を理解しやすい点が特徴です。 そのため、初めてメールサーバーを構築する場合にも選ばれることが多くあります。◇ 高速な処理性能高速な処理性能もPostfixの特徴の一つです。 Postfixの公式ページでは他MTAの最大3倍高速という記述もあります。◇ 高い信頼性長年にわたり多くの環境で利用されてきた実績があり、安定して動作する点も大きな魅力です。■ まとめPostfixは、メールを送信・受信するための中核となるソフトウェアで、多くのメールサーバーで利用されています。 普段は意識されることはあまりありませんが、私たちのメール通信を裏側から支える重要な役割を担っています。安全性が高く、設定が比較的分かりやすい点に加え、milterなどの仕組みを使って外部ソフトウェアと柔軟に連携できることが、Postfixが広く採用されている理由です。 これにより、ウイルス対策や迷惑メール対策など、用途に応じた拡張が可能になります。初心者の方でも、Postfixの基本的な役割や特徴を理解しておくことで、メールやサーバーの仕組みをより身近に感じられるようになるでしょう。 メールシステムの理解を深める第一歩として、Postfixは非常に分かりやすい存在と言えます。
技術情報
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Postfixとは?
最終更新日:
2026年2月10日ポストフィックストハ?
メールは、私たちが普段意識しなくても、裏側ではさまざまな仕組みによって正しく相手に届けられています。
その中で重要な役割を担っているのが「Postfix」です。
Postfixは、サーバー上でメールを送受信するためのソフトウェアで、多くのWebサービスや企業のメール環境で利用されています。
本記事では、Postfixの役割や特徴について解説します。
目次
■ Postfixとは
◇ Postfixの概要
Postfix(ポストフィックス)は、メールを送ったり受け取ったりするためのソフトウェアです。
正式には MTA(Mail Transfer Agent) と呼ばれる種類に分類されます。
MTAとは、メールを「相手のメールサーバーまで届ける役割」を持つソフトウェアのことです。
Postfixは、そのMTAの中でも特に有名で、Linuxサーバーを中心に広く使われているソフトウェアです。
◇ Postfixの歴史
Postfix は Sendmail という古くから利用されているMTAの後継を目指して開発されました。1999年中頃に最初のリリースが行われ、「セキュリティ」と「使いやすさ」を重視して改良が続けられています。
現在では「高速動作」「安定性」「安全性」「管理容易性」が評価されており、多くのメールサーバーで利用される代表的なMTAの一つとなりました。
■ Postfixでできること
◇ メールの送信
Postfixは、メールを相手のメールサーバーへ届ける役割を担っています。
相手先のメールサーバーの住所(IPアドレス)を調べ、正しい宛先へメールを送信します。
また、相手先の一時的な問題などでエラーとなったメールは自動的に再送を行うため、メールをより確実に届けることができます。
◇ メールの受信
外部から送られてきたメールを受け取り、指定された宛先へ振り分けるのもPostfixの役割です。
受信したメールは、別のソフトウェアと連携してユーザーのメールボックスに保存されます。
◇ 外部プログラムとの連携
Postfixは外部プログラムと連携可能で、その代表的なプログラムが milter と呼ばれるものです。

milter は、送受信メールをチェックするための連携プログラムとなっており、Postfix と milter を連携させることで、メールの受信(および送信)処理中に、ウイルスチェックや迷惑メール判定などのフィルタリングを行い、より安全なメール環境を構築できます。
■ Postfixが使われる理由
◇ 安全性が高い
Postfixは、不正アクセスや攻撃を受けにくい設計がされています。
メールサーバーは外部と直接通信するため、安全性は非常に重要なポイントです。
◇ 設定が分かりやすい
設定ファイルが整理されており、初心者でも構造を理解しやすい点が特徴です。
そのため、初めてメールサーバーを構築する場合にも選ばれることが多くあります。
◇ 高速な処理性能
高速な処理性能もPostfixの特徴の一つです。
Postfixの公式ページでは他MTAの最大3倍高速という記述もあります。
◇ 高い信頼性
長年にわたり多くの環境で利用されてきた実績があり、安定して動作する点も大きな魅力です。
■ まとめ
Postfixは、メールを送信・受信するための中核となるソフトウェアで、多くのメールサーバーで利用されています。
普段は意識されることはあまりありませんが、私たちのメール通信を裏側から支える重要な役割を担っています。
安全性が高く、設定が比較的分かりやすい点に加え、milterなどの仕組みを使って外部ソフトウェアと柔軟に連携できることが、Postfixが広く採用されている理由です。
これにより、ウイルス対策や迷惑メール対策など、用途に応じた拡張が可能になります。
初心者の方でも、Postfixの基本的な役割や特徴を理解しておくことで、メールやサーバーの仕組みをより身近に感じられるようになるでしょう。
メールシステムの理解を深める第一歩として、Postfixは非常に分かりやすい存在と言えます。