エスピーエフ・ディーキム・ディーマークレコードノカクニンツールヲショウカイSPF、DKIM、DMARCのレコード内容に誤りがあると、メール配信時に受信サーバー側で正しく認証されず、迷惑メールとして判定される可能性があります。 そのため、DNSにレコードを登録した後は、確認ツールなどを使って設定内容が正しく反映されているか確認することが重要です。 本記事では、メールの運用・管理に関わる方向けに、DNS上に登録されている各レコードを確認できるツールを紹介します。目次SPFレコードの確認ツールDKIMレコードの確認ツールDMARCレコードの確認ツール確認時のチェックポイントまとめ■ 1. SPFレコードの確認ツールSPFとは、「Sender Policy Framework」の略で、送信元ドメインと実際にメールを送信したサーバーの情報を照合し、正しい送信元かどうかを確認する仕組みです。SPFレコードとは、そのドメインからメール送信を許可するサーバーやIPアドレスをDNSに登録した情報です。◇ 確認ツールで分かることSPFレコード確認ツールを使用すると、対象ドメインに登録されているSPFレコードの内容を確認できます。 具体的には、DNS上にSPFレコードが存在するか、v=spf1 で始まっているか、include や ip4、ip6 などの指定が正しく記述されているかを確認できます。 また、SPFレコードが複数登録されていないか、構文エラーがないか、DNSルックアップ数が多くなりすぎていないかも確認できます。 特に複数のメール配信サービスを利用している場合は、include の追加漏れや不要な記述が残っていないかを確認することが重要です。◇ 確認ツール▼MXToolbox SPF Record Check https://mxtoolbox.com/spf.aspx ▼dmarcian SPF Surveyor https://dmarcian.com/spf-survey/ ▼Google Admin Toolbox Check MX https://toolbox.googleapps.com/apps/checkmx/ ▼SPF Record Testing Tools https://www.kitterman.com/spf/validate.html■ 2. DKIMレコードの確認ツールDKIMとは、「DomainKeys Identified Mail」の略で、メールに電子署名を付与し、送信元ドメインの正当性やメール内容が改ざんされていないことを確認する仕組みです。DKIMレコードとは、受信サーバーがDKIM署名を検証するために使用する公開鍵をDNSにTXTレコードとして登録した情報です。◇ 確認ツールで分かることDKIMレコード確認ツールを使用すると、指定したセレクター名とドメインの組み合わせで、DNS上に公開鍵のレコードが登録されているかを確認できます。 また、取得したレコードに v=DKIM1 の記述があるか、p= に公開鍵が設定されているかなど、DKIMレコードの形式に問題がないかを確認できます。 DKIMレコードを確認するためには、ドメイン名とセレクター名の入力が必要です。 そのため、使用しているセレクター名を事前に確認しておく必要があります。 なお、DKIMレコード確認ツールで確認できるのは、基本的にはDNSに登録されている公開鍵のレコードです。 実際に送信されたメールにDKIM署名が付与されているか、署名の検証が成功しているかを確認する場合は、テストメールを送信して確認すると良いでしょう。◇ 確認ツール▼MXToolbox DKIM Record Lookup https://mxtoolbox.com/dkim.aspx ▼dmarcian DKIM Inspector https://dmarcian.com/dkim-inspector ▼Check a DKIM Core Key https://dkimcore.org/tools/keycheck.html■ 3. DMARCレコードの確認ツールDMARCとは、「Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance」の略で、SPFやDKIMの認証結果をもとに、なりすましの可能性があるメールを受信側でどう処理するかを指定する仕組みです。DMARCレコードとは、認証に失敗したメールの処理方法やレポート送信先などのDMARCポリシーをDNSにTXTレコードとして登録した情報です。◇ 確認ツールで分かることDMARCレコード確認ツールを使用すると、対象ドメイン名「_dmarc.ドメイン名」にTXTレコードが登録されているかを確認できます。 ※「_dmarc」の後に「.(ドット)」が必要また、取得したDMARCレコードの書式に問題がないか、ポリシー設定(p=)、レポート送信先(rua=)などが設定されているか確認できます。◇ 確認ツール▼MXToolbox DMARC Check https://mxtoolbox.com/dmarc.aspx ▼dmarcian DMARC Inspector https://dmarcian.com/dmarc-inspector/ ▼dmarcian Domain Checker https://dmarcian.com/domain-checker/■ 4. 確認時のチェックポイント◇ DNS反映には時間がかかる場合があるDNSレコードを追加・変更した直後は、インターネット上に登録した設定が伝播するまで、外部ツールで確認しても古い値が表示される場合があります。 変更直後に想定した結果が表示されない場合は、時間を置いて再確認します。◇ DKIM、DMARCレコードの登録先に注意する確認ツールでDKIMやDMARCレコードが検出されない場合は、レコードの登録先の形式に誤りがないか確認しましょう。 DKIM、DMARCレコードは、それぞれ以下の形式で登録されている必要があります。DKIM:セレクター名._domainkey.ドメイン名 DMARC:_dmarc.ドメイン名綴りの間違いや、アンダーバー(_)の入力漏れに注意しましょう。◇ 複数ツールで確認するツールによって、表示内容や診断項目、警告の出し方が異なります。 初期配信などで設定内容について入念な確認をする場合、複数ツールを併用してチェックすると、DNS上の公開状態や設定ミスを把握しやすくなります。■ 5. まとめSPF、DKIM、DMARCレコードは、DNSに登録しただけではなく、外部から正しく参照できる状態になっているかを確認することが重要です。 確認ツールを使うことで、レコードの有無、構文、セレクター名、ポリシー設定、DNS反映状況などを確認できます。 複数のツールを併用し、設定ミスや登録先の誤りを早期に発見することで、認証の失敗や迷惑メール判定のリスクを抑え、安定したメール配信につなげることができます。
技術情報
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SPF・DKIM・DMARCレコードの確認ツールを紹介
最終更新日:
2026年5月12日エスピーエフ・ディーキム・ディーマークレコードノカクニンツールヲショウカイ
SPF、DKIM、DMARCのレコード内容に誤りがあると、メール配信時に受信サーバー側で正しく認証されず、迷惑メールとして判定される可能性があります。
そのため、DNSにレコードを登録した後は、確認ツールなどを使って設定内容が正しく反映されているか確認することが重要です。
本記事では、メールの運用・管理に関わる方向けに、DNS上に登録されている各レコードを確認できるツールを紹介します。
目次
■ 1. SPFレコードの確認ツール
SPFとは、「Sender Policy Framework」の略で、送信元ドメインと実際にメールを送信したサーバーの情報を照合し、正しい送信元かどうかを確認する仕組みです。
SPFレコードとは、そのドメインからメール送信を許可するサーバーやIPアドレスをDNSに登録した情報です。
◇ 確認ツールで分かること
SPFレコード確認ツールを使用すると、対象ドメインに登録されているSPFレコードの内容を確認できます。
具体的には、DNS上にSPFレコードが存在するか、v=spf1 で始まっているか、include や ip4、ip6 などの指定が正しく記述されているかを確認できます。
また、SPFレコードが複数登録されていないか、構文エラーがないか、DNSルックアップ数が多くなりすぎていないかも確認できます。
特に複数のメール配信サービスを利用している場合は、include の追加漏れや不要な記述が残っていないかを確認することが重要です。
◇ 確認ツール
▼MXToolbox SPF Record Check
https://mxtoolbox.com/spf.aspx
▼dmarcian SPF Surveyor
https://dmarcian.com/spf-survey/
▼Google Admin Toolbox Check MX
https://toolbox.googleapps.com/apps/checkmx/
▼SPF Record Testing Tools
https://www.kitterman.com/spf/validate.html
■ 2. DKIMレコードの確認ツール
DKIMとは、「DomainKeys Identified Mail」の略で、メールに電子署名を付与し、送信元ドメインの正当性やメール内容が改ざんされていないことを確認する仕組みです。
DKIMレコードとは、受信サーバーがDKIM署名を検証するために使用する公開鍵をDNSにTXTレコードとして登録した情報です。
◇ 確認ツールで分かること
DKIMレコード確認ツールを使用すると、指定したセレクター名とドメインの組み合わせで、DNS上に公開鍵のレコードが登録されているかを確認できます。
また、取得したレコードに v=DKIM1 の記述があるか、p= に公開鍵が設定されているかなど、DKIMレコードの形式に問題がないかを確認できます。
DKIMレコードを確認するためには、ドメイン名とセレクター名の入力が必要です。
そのため、使用しているセレクター名を事前に確認しておく必要があります。
なお、DKIMレコード確認ツールで確認できるのは、基本的にはDNSに登録されている公開鍵のレコードです。
実際に送信されたメールにDKIM署名が付与されているか、署名の検証が成功しているかを確認する場合は、テストメールを送信して確認すると良いでしょう。
◇ 確認ツール
▼MXToolbox DKIM Record Lookup
https://mxtoolbox.com/dkim.aspx
▼dmarcian DKIM Inspector
https://dmarcian.com/dkim-inspector
▼Check a DKIM Core Key
https://dkimcore.org/tools/keycheck.html
■ 3. DMARCレコードの確認ツール
DMARCとは、「Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance」の略で、SPFやDKIMの認証結果をもとに、なりすましの可能性があるメールを受信側でどう処理するかを指定する仕組みです。
DMARCレコードとは、認証に失敗したメールの処理方法やレポート送信先などのDMARCポリシーをDNSにTXTレコードとして登録した情報です。
◇ 確認ツールで分かること
DMARCレコード確認ツールを使用すると、対象ドメイン名「_dmarc.ドメイン名」にTXTレコードが登録されているかを確認できます。
※「_dmarc」の後に「.(ドット)」が必要
また、取得したDMARCレコードの書式に問題がないか、ポリシー設定(p=)、レポート送信先(rua=)などが設定されているか確認できます。
◇ 確認ツール
▼MXToolbox DMARC Check
https://mxtoolbox.com/dmarc.aspx
▼dmarcian DMARC Inspector
https://dmarcian.com/dmarc-inspector/
▼dmarcian Domain Checker
https://dmarcian.com/domain-checker/
■ 4. 確認時のチェックポイント
◇ DNS反映には時間がかかる場合がある
DNSレコードを追加・変更した直後は、インターネット上に登録した設定が伝播するまで、外部ツールで確認しても古い値が表示される場合があります。
変更直後に想定した結果が表示されない場合は、時間を置いて再確認します。
◇ DKIM、DMARCレコードの登録先に注意する
確認ツールでDKIMやDMARCレコードが検出されない場合は、レコードの登録先の形式に誤りがないか確認しましょう。
DKIM、DMARCレコードは、それぞれ以下の形式で登録されている必要があります。
DKIM:セレクター名._domainkey.ドメイン名
DMARC:_dmarc.ドメイン名
綴りの間違いや、アンダーバー(_)の入力漏れに注意しましょう。
◇ 複数ツールで確認する
ツールによって、表示内容や診断項目、警告の出し方が異なります。
初期配信などで設定内容について入念な確認をする場合、複数ツールを併用してチェックすると、DNS上の公開状態や設定ミスを把握しやすくなります。
■ 5. まとめ
SPF、DKIM、DMARCレコードは、DNSに登録しただけではなく、外部から正しく参照できる状態になっているかを確認することが重要です。
確認ツールを使うことで、レコードの有無、構文、セレクター名、ポリシー設定、DNS反映状況などを確認できます。
複数のツールを併用し、設定ミスや登録先の誤りを早期に発見することで、認証の失敗や迷惑メール判定のリスクを抑え、安定したメール配信につなげることができます。