ポップスリー、アイマップフォートハ?メールを送受信するとき、実はその裏側で「POP3」や「IMAP4」という仕組みが動いています。 これらは、メールをサーバーから受け取るための方法(通信ルール)です。 この記事では、「POP3」「IMAP4」の違いや特徴を、専門知識がなくてもわかるようにやさしく解説します。目次POP3とIMAP4とはメールの送受信の仕組みPOP3の仕組みと特徴IMAP4の仕組みと特徴POP3とIMAP4の違いどちらを使えばいい?まとめ■ 1. POP3とIMAP4とは◇ メールを「受け取る」ための仕組みPOP3(ポップスリー)とは「Post Office Protocol Version 3」、IMAP4(アイマップフォー)とは「Internet Message Access Protocol Version 4」の略で、電子メールを受け取るために使われるプロトコル(通信の決まりごと)です。POP3:サーバーからメールをダウンロードして自分の端末に保存する仕組みIMAP4:サーバー上でメールを管理する仕組みつまり、POP3は「メールを持ち帰る方法」、IMAP4は「サーバーに置いたまま見る方法」と考えるとわかりやすいです。■ 2. メールの送受信の仕組みメールを送るときと受け取るときでは、使われる仕組みが異なります。メールを送るとき:SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)メールを受け取るとき:POP3 または IMAP4たとえば、あなたがスマートフォンでメールを読むとき、スマホのメールアプリがPOP3やIMAP4を使ってサーバーに接続し、メールを取得しています。■ 3. POP3の仕組みと特徴◇ POP3とはPOP3は、メールをサーバーから自分の端末(パソコンやスマートフォン)にダウンロードして保存する方式です。◇ 特徴メールを一度ダウンロードすると、サーバー上のメールは削除されるのが基本(※設定で残すことも可能)一度ダウンロードすれば、オフラインでもメールを読める複数の端末で同じメールを管理するのは難しい◇ メリット通信量が少なく、動作が軽いインターネットがない環境でもメールが読める◇ デメリット別の端末で同じメールを見られないサーバーにバックアップが残らないため、端末を失うとメールも消える可能性がある■ 4. IMAP4の仕組みと特徴◇ IMAP4とはIMAP4は、メールをサーバー上に残したまま管理する方式です。 メールをダウンロードせず、サーバー上のメールを直接読み書きします。◇ 特徴メールはサーバーに保存され、端末ではその内容を閲覧する複数の端末で同じメールを共有できる(パソコン・スマホなど)フォルダ分けや既読・未読の情報もサーバーと同期できる◇ メリットどの端末からでも同じ状態でメールを確認できるサーバー上にデータがあるため、端末をなくしてもメールが消えない◇ デメリット常にネット接続が必要メールをサーバーに残すため、容量制限に注意が必要■ 5. POP3とIMAP4の違い項目POP3IMAP4メールの保管場所自分の端末サーバー上他の端末との同期できないできるオフラインでの閲覧可能一部のみ可能サーバー容量への影響少ない増えやすい適した利用環境1台の端末でメールを使う複数の端末でメールを使うこのように、POP3は「1台で使うシンプルな方式」、IMAP4は「複数端末で便利に使う方式」と言えます。■ 6. どちらを使えばいい?◇ POP3が向いている人メールを1台のパソコンだけで管理したいインターネットがなくてもメールを読みたいメールサーバーの容量を節約したい◇ IMAP4が向いている人スマホやパソコンなど、複数の端末でメールを見たい常に同じ状態(既読・フォルダなど)を保ちたいメールをサーバー上に安全に保存しておきたい最近では、スマートフォンやクラウドメールが主流になったため、IMAP方式を採用するケースが多くなっています。■ 7. まとめPOP3とIMAP4は、どちらもメールを受け取るための仕組みですが、使い方に違いがあります。POP3:メールを端末にダウンロードして保存(1台で使うのに適している)IMAP4:メールをサーバー上で管理(複数端末で使うのに便利)現在では、スマートフォン・タブレット・パソコンなど複数端末を使う人が多いため、IMAP4を選ぶのが一般的です。 どちらの仕組みも理解しておくと、自分の使い方に合ったメール設定を選ぶことができます。
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POP3、IMAP4とは?
最終更新日:
2025年11月7日ポップスリー、アイマップフォートハ?
メールを送受信するとき、実はその裏側で「POP3」や「IMAP4」という仕組みが動いています。
これらは、メールをサーバーから受け取るための方法(通信ルール)です。
この記事では、「POP3」「IMAP4」の違いや特徴を、専門知識がなくてもわかるようにやさしく解説します。
目次
■ 1. POP3とIMAP4とは
◇ メールを「受け取る」ための仕組み
POP3(ポップスリー)とは「Post Office Protocol Version 3」、IMAP4(アイマップフォー)とは「Internet Message Access Protocol Version 4」の略で、電子メールを受け取るために使われるプロトコル(通信の決まりごと)です。
つまり、POP3は「メールを持ち帰る方法」、IMAP4は「サーバーに置いたまま見る方法」と考えるとわかりやすいです。
■ 2. メールの送受信の仕組み
メールを送るときと受け取るときでは、使われる仕組みが異なります。
たとえば、あなたがスマートフォンでメールを読むとき、スマホのメールアプリがPOP3やIMAP4を使ってサーバーに接続し、メールを取得しています。
■ 3. POP3の仕組みと特徴
◇ POP3とは
POP3は、メールをサーバーから自分の端末(パソコンやスマートフォン)にダウンロードして保存する方式です。
◇ 特徴
◇ メリット
◇ デメリット
■ 4. IMAP4の仕組みと特徴
◇ IMAP4とは
IMAP4は、メールをサーバー上に残したまま管理する方式です。
メールをダウンロードせず、サーバー上のメールを直接読み書きします。
◇ 特徴
◇ メリット
◇ デメリット
■ 5. POP3とIMAP4の違い
このように、POP3は「1台で使うシンプルな方式」、IMAP4は「複数端末で便利に使う方式」と言えます。
■ 6. どちらを使えばいい?
◇ POP3が向いている人
◇ IMAP4が向いている人
最近では、スマートフォンやクラウドメールが主流になったため、IMAP方式を採用するケースが多くなっています。
■ 7. まとめ
POP3とIMAP4は、どちらもメールを受け取るための仕組みですが、使い方に違いがあります。
現在では、スマートフォン・タブレット・パソコンなど複数端末を使う人が多いため、IMAP4を選ぶのが一般的です。
どちらの仕組みも理解しておくと、自分の使い方に合ったメール設定を選ぶことができます。