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メールクライアント/メールサーバートハ？

私たちが普段使っている電子メールは、パソコンやスマートフォンなどから簡単に送ったり受け取ったりできます。
しかし、その裏では「メールクライアント」と「メールサーバー」という2つの仕組みが動いています。
この記事では、この2つの役割や動きについて説明します。

目次

1. メールクライアントとは
2. メールサーバーとは
3. メールが届くまでの流れ
4. メールクライアントとサーバーの関係
5. まとめ

メールのやり取りに必要な2つの存在

電子メールを使うときには、実は2つの重要な仕組みが関係しています。
それが「メールクライアント」と「メールサーバー」です。

• メールクライアント：メールを「見る」「書く」側のソフトやアプリ
• メールサーバー：メールを「管理・保管」「配送」する側のコンピューター

この2つが協力することで、世界中の人たちとメールをやり取りすることができます。

■ 1. メールクライアントとは

◇ メールを送受信するためのソフトやアプリ

メールクライアントとは、メールを読む・書く・送るために使うソフトやアプリのことです。
たとえば、以下のようなものがあります。

• パソコンで使う「Outlook」や「Thunderbird」
• スマートフォンで使う「Gmail」アプリや「iPhoneのメール」アプリ

これらのソフトが「メールクライアント」と呼ばれるものです。

◇ メールクライアントの役割

メールクライアントは、サーバーにアクセスして新しいメールを受け取り、また自分が書いたメールを送信する役割を持っています。
言い換えると、「郵便局に手紙を出したり受け取ったりする人」のような存在です。

■ 2. メールサーバーとは

◇ メールを保管し、やり取りを管理するコンピューター

メールサーバーとは、メールを一時的に保管したり、送る相手のサーバーへ配送したりするコンピューターのことです。

◇ メールサーバーの種類

メールサーバーには大きく分けて次の2種類があります。

• 送信サーバー（SMTPサーバー：Simple Mail Transfer Protocol）
  → メールを相手のサーバーに送る役割を持つサーバーです。
• 受信サーバー（POPサーバー/IMAPサーバー：Post Office Protocol / Internet Message Access Protocol）
  → 受け取ったメールを保管し、メールクライアントが取りに来るのを待つサーバーです。

■ 3. メールが届くまでの流れ

メールがどのように届くのかを、簡単な例で見てみましょう。

1. あなたがメールクライアントで「送信」ボタンを押す。
2. そのメールはまず、あなたが使っている送信サーバー（SMTPサーバー）に送られる。
3. サーバーが宛先のドメインを調べ、相手のメールサーバーにメールを配送する。
4. 相手の受信サーバー（POPまたはIMAPサーバー）がメールを受け取り、一時的に保存する。
5. 相手が自分のメールクライアントを開くと、サーバーからメールが読み込まれ、画面に表示される。

このように、メールは人から人へ直接送られるわけではなく、サーバーを通して届けられています。

■ 4. メールクライアントとサーバーの関係

メールクライアントとメールサーバーは、お互いにデータをやり取りしながら動いています。
クライアントが「受信したい」「送信したい」とサーバーにお願いをし、サーバーがその要求に応えることで通信が成立します。

イメージとしては、

• クライアント：手紙を書く・読む人
• サーバー：郵便局のように手紙を集めて仕分け・配達する場所
  という関係に似ています。

■ 5. まとめ

電子メールは、メールクライアントとメールサーバーという2つの仕組みが協力することで成り立っています。
クライアントは「操作する人側」、サーバーは「裏で支える機械側」と考えるとわかりやすいでしょう。

• クライアント：メールを読む・書く・送る
• サーバー：メールを保管・転送・管理する

この関係を理解すると、メールの送受信の仕組みがぐっと身近に感じられるはずです。