サンコウエスピーエフレコードノキジュツホウホウSPFレコードの記述方法についてご紹介します。■基本的な記述方法NDSのTXTレコードに以下のように登録します。 [ドメイン]. IN TXT ”v=spf1 +ip4:[IPアドレス] ~all” ※IPアドレスは範囲指定も可能です。以下は記述例となります。 例1)example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx ~all” 例2)example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”■SPFレコードの記述方法について確認してみましょう!!以下、よくある間違いの例をまとめましたので確認してみてください。 ※下記ドメインから送信する場合 ドメイン:example.com IPアドレス:192.xxx.xxx.xx 168.xx.xx.x◆機構の記述に誤りがある◆SPFレコードの宣言をする際、機構(ip4など)の未指定やスペルミスが多くみられます。 例えば、以下のような場合があります。例1)機構を「ip4」ではなく「ipv4」と記述している。 誤: example.com IN TXT “v=spf1 +ipv4:192.xx.xx.xx ~all” 正: example.com IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx ~all”例2)複数のアドレスを列挙する場合に、アドレス毎に機構が記入されていない。 誤: example.com IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx 168.xx.xx.x/24 ~all” 正: example.com IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”◆複数のSPFレコードを記述する場合◆1つのドメインに対して複数のSPFレコードを記述する場合によく見受けられる誤りです。 例えば、以下のような場合があります。 例1)1つのドメインに対して複数行のSPFレコードが宣言されている。 誤: example.com. IN TXT ”v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24 ~all” ”v=spf1 +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all” →DNSでは複数のレコードが存在すると応答によって順序が異なる場合があり、 意図とは異なる結果となる危険性があります。 正: example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24 +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”例2)SPFレコードの宣言がされていない。 誤:example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24 ” ”+ip4:168.xx.xx.x/24 ~all” →2行目はSPFレコードではない為、無視されエラーにはなりませんが、 意図とは異なる結果となります。 正:example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24 +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”◆必要な空白文字がない◆複数のSPFレコードを記述すると長くなる為、文字列の連結に必要な空白文字を忘れる場合が多く見受けられます。 例1)文字列に必要な空白が挿入されていない。 誤:example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24” “+ip4:168.xx.xx.x/24 ~all” →上記のように記述した場合 example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24+ip4:168.xx.xx.x/24 ~all” とIPとIPの間にスペースが無いと解釈され、エラーとなります。 正:前の文字列の最後に空白文字を挿入する。 example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24 ” “+ip4:168.xx.xx.x/24 ~all” または、 正:後ろの文字列の最初に空白文字を挿入する。 example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24” “ +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all” →上記のように記述すると、2つの文字列が連結された際に区切りとなる空白文字が 挿入されている為、正しく解釈されます。◆参照時の間違い◆includeやredirectを使用した際に多く見受けられるものが、記号の間違いです。 例えば、以下のような場合があります。 例1)includeの記述後に「:」ではなく「=」と記述している。 誤:example.com. IN TXT ” v=spf1 include=_spf.example.co.jp ~all” 正:example.com. IN TXT ” v=spf1 include:_spf.example.co.jp ~all”例2)redirectの記述後に「=」ではなく「:」と記述している。 誤:example.com. IN TXT ” v=spf1 redirect:example.co.jp” 正:example.com. IN TXT ” v=spf1 redirect=example.co.jp” →機構等によって記述する記号が違う為、記述後もう一度確認してみてください。 つぶやき
技術情報
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【参考】SPFレコードの記述方法
最終更新日:
2025年10月31日サンコウエスピーエフレコードノキジュツホウホウ
SPFレコードの記述方法についてご紹介します。
■基本的な記述方法
NDSのTXTレコードに以下のように登録します。
※IPアドレスは範囲指定も可能です。
以下は記述例となります。
例2)example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”
■SPFレコードの記述方法について確認してみましょう!!
以下、よくある間違いの例をまとめましたので確認してみてください。
※下記ドメインから送信する場合
ドメイン:example.com
IPアドレス:192.xxx.xxx.xx 168.xx.xx.x
◆機構の記述に誤りがある◆
SPFレコードの宣言をする際、機構(ip4など)の未指定やスペルミスが多くみられます。
例えば、以下のような場合があります。
例1)機構を「ip4」ではなく「ipv4」と記述している。
正: example.com IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx ~all”
例2)複数のアドレスを列挙する場合に、アドレス毎に機構が記入されていない。
正: example.com IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”
◆複数のSPFレコードを記述する場合◆
1つのドメインに対して複数のSPFレコードを記述する場合によく見受けられる誤りです。
例えば、以下のような場合があります。
例1)1つのドメインに対して複数行のSPFレコードが宣言されている。
”v=spf1 +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”
→DNSでは複数のレコードが存在すると応答によって順序が異なる場合があり、
意図とは異なる結果となる危険性があります。
正: example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24 +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”
例2)SPFレコードの宣言がされていない。
”+ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”
→2行目はSPFレコードではない為、無視されエラーにはなりませんが、
意図とは異なる結果となります。
正:example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24 +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”
◆必要な空白文字がない◆
複数のSPFレコードを記述すると長くなる為、文字列の連結に必要な空白文字を忘れる場合が多く見受けられます。
例1)文字列に必要な空白が挿入されていない。
→上記のように記述した場合
example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24+ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”
とIPとIPの間にスペースが無いと解釈され、エラーとなります。
正:前の文字列の最後に空白文字を挿入する。
example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24 ” “+ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”
または、
正:後ろの文字列の最初に空白文字を挿入する。
example.com. IN TXT “v=spf1 +ip4:192.xx.xx.xx/24” “ +ip4:168.xx.xx.x/24 ~all”
→上記のように記述すると、2つの文字列が連結された際に区切りとなる空白文字が
挿入されている為、正しく解釈されます。
◆参照時の間違い◆
includeやredirectを使用した際に多く見受けられるものが、記号の間違いです。
例えば、以下のような場合があります。
例1)includeの記述後に「:」ではなく「=」と記述している。
正:example.com. IN TXT ” v=spf1 include:_spf.example.co.jp ~all”
例2)redirectの記述後に「=」ではなく「:」と記述している。
正:example.com. IN TXT ” v=spf1 redirect=example.co.jp”
→機構等によって記述する記号が違う為、記述後もう一度確認してみてください。